みかんの「白い筋」に隠された健康効果


冬の果物の定番と言えばこたつで食べる「みかん」ですよね。
みかんは風邪の薬としても昔から珍重されてきましたが、みかんを食べる時、みかんの薄皮のついている“白い筋の部分”取って食べてしまう人も多いのではないでしょうか?
このみかんの白い筋の部分、正式には「アルベド」といいますが、実はそこには「ビタミンP」という健康成分が詰まっています。

ビタミンPはヘスペリジン、ルチン、ケルセチン等の総称です。
これらビタミンPのうちヘスペリジンはみかん由来のポリフェノールで、みかんの白い筋の部分には実の300倍の量のヘスペリジンが詰まっているのです。
ではその“みかんの白い筋”ヘスペリジンの健康効果についてです。



その1 毛細血管の強化


ヘスペリジンは、いわば毛細血管のメンテナンス係ということができます。
毛細血管は、体の組織と栄養や酸素のやりとりをしているので、適度に透過性が保たれている必要があります。
ヘスペリジンには、この透過性が良くなりすぎるのを抑える働きがあります。
ヘスペリジンが不足すると出血しやすくなったり細菌が侵入しやすくなったりしてしまいます。
そして毛細血管が減るとシミやしわができやすくなりますので、ヘスペリジンを摂る事により肌老化を防ぐ効果にも繋がります。



その2 抗アレルギー作用


ヘスペリジンにはアレルギー反応による炎症を抑える働きがあることから、花粉症を予防する効果があるされています。
アレルギー反応が起こると、体の異常に対して血液中から白血球が飛び出し、侵入者である物質を攻撃するために働き始めます。
その際、末梢血管は白血球が通れるようにその透過性を高めるため、白血球以外にも、水分やたんぱく質などが過剰に通り抜けていき、その結果、花粉症の鼻づまりや鼻水などの症状が引き起こります。
ヘスペリジンは、アレルギー反応によって高くなり過ぎた透過性を抑え鼻水など花粉症の症状を予防することができると考えられているのです。



その3 血中コレステロール値の改善


ヘスペリジンは悪玉コレステロール値や中性脂肪を低下させ、善玉コレステロールを増加させる効果があります。
コレステロールは、体内で増加しすぎることによって血流の悪化、高血圧、動脈硬化などの生活習慣病の原因にもなるといわれています。
ヘスペリジンのもつ血中コレステロール値の改善効果や血中脂質の改善効果は、血液の健康状態に起因する生活習慣病の予防や改善に有効なのです。







その4 血流改善効果


血圧があがる原因の一つに、血管の収縮をコントロールする酸化窒素の機能停止があります。
これは酸化窒素が活性酸素と結合して動けなくなり、血管が縮みっ放しになってしまう事により起こるのです。
実はこれを防止する働きがあるのがビタミンCです。
美容や健康の為に欠かせないのがビタミンCですが、そのビタミンCは非常に壊れやすくなかなかその力を発揮できない成分です。
ヘスペリジンにはこの不安定なビタミンCを安定させる力があります。
ヘスペリジンに助けられたビタミンCは、活性酸素を撃退し、血流を改善する事によって結果的に血圧の上昇を防いでくれるのです。
またビタミンCには免疫力をあげる力があるため、風邪予防にも効果的とされています。
なのでビタミンCを効率よくとれるみかんは昔から風邪予防として食べられてきたのです。











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